
体外受精や顕微授精での不妊治療は、助成金を貰う事が出来ます。


しかし、一般的には助成金では治療費は到底まかなえないため、助成金を貰っても治療費0円とはなりません。
では、助成金としてもらった金額を差し引いて、実質自分のお財布からはいくらお金を払う事になるのか気になりますよね。
治療費の設定は、その病院により違いますから、一概に何円と言う事はできません。

ですから、体外受精や顕微授精を行っている病院の費用でよく見かける価格帯で計算してみましょう。
■ 体外受精の場合
体外受精にかかる治療費で多いのは30万円〜40万円の範囲です。
仮に35万円かかると想定して計算してみましょう。
体外受精で、凍結胚を使わず、採卵をして無事に移植までできたとすると助成金は15万円受け取ることができます。

治療費にかかった35万円から15万円を引くと、実質の負担額は20万円ということになりますね。
また、2度目以降凍結した胚を使って移植をした場合、助成金は7万5千円になってしまいます。

しかし、その場合は治療費も安くなり、大体15万円〜25万円くらいではないでしょうか。
20万円と仮定して、そこから助成金の7万5千円を引くと、実質負担額は12万5千円ということになります。
■ 顕微授精の場合
顕微授精にかかる費用は結構病院によって金額に差があり、凍結胚を使わなかった場合40万円〜70万円というところが多いようです。

中をとって55万円と仮定し、そこから助成金15万円を引くと、実質負担額は40万円ということになるでしょう。
凍結胚を使った場合の費用は体外受精の時のそれと代わりありませんので、実質負担額は大体12万5千円になります。
このように体外受精、顕微授精の何れも助成金では治療費をまかなう事ができないので、最低でも10万円以上は支払う覚悟をしておいた方が良いでしょう。
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